2024/05/06

ハロプロにハマる人間とハマらない人間の差って何なんだろう?とぼんやり。

というか、厳密に言うとハロプロじゃなくてつんく♂楽曲なんだが、、

※この差は大きい。

 

というのも、ある程度音楽素地(楽器経験とかリズム感)がある人間だったら、確実にある程度まではハマる素質があるような気がしてくるのである。

 

なので今日は、わたしが素人なりに「これは基本曲だ」と思われるものをいくつかリストアップするので、爆音(鼓膜が耐えられる範囲内での最大音量)で聞いてみてほしい。

それでも「どこがいいの???」ってなる人は相性がおそらく悪いので、今のところは(今後もしかしたら良いと思う曲が生まれてくる可能性はあるが)まるっと無視していただければ/あるいはつんく♂楽曲以外なら合うかもしれないので他の曲を機会があれば聞いていただければと思う。

 

とにかく秘訣としては、

①限界まで大きな音で

②できればある程度音質のいいヘッドホンで/可能であれば重低音強化で

★③歌詞をいったん無視して奥の音、さらにその奥の音(一番大事)

を聞くことである。

 

そうするとある瞬間に「ここでこの音がこのタイミングで鳴る!?!?」「なんかノッてきたな」となって、相性の合う人は「最高の伴侶」「あなたなしでは生きていけない」状態になるはずなのである。

 

歌詞の感動が訪れるのはそのあとである!!!

 

とにかくいってみよう!!!

 

【独断と偏見~超基本リスト・爆音編~】

 

・モーニング娘。/「One・Two・Three」

→ウォーミングアップでありメインディッシュ 満腹でデザート辞退

 

・ハロプロ研修生/「Say! Hello!」

→リズム、メロディ、歌詞含めてつんく♂のすべてが煮詰めて凝縮されているので、これがムリならつんく♂楽曲全般が無理かもしれない

※「ダンバインとぶ」とか70~80年代のアニソンが好きな人は好きそうだし素質がある気がするのは私だけだろうか

 

・太陽とシスコムーン/「ガタメキラ」

→歌詞は現代詩の領域なのでいったん無視していただき、ダディダ♪ダディダ♪って感じのリズムに意識を集中させてほしい ダラッダーララ!(大声)

 

・松浦亜弥/「Good Bye 夏男」

→開始0.1秒でつんく♂の歌割りからスタート、その後もコーラス・ハモり・合いの手・作詞作曲すべてつんく♂担当

音量を上げるたびに【つんく♂の声につんく♂の声が重ねて加工されている】ことが徐々にわかる

※松浦亜弥のみんなが知ってる系ヒット曲は大体同様で、「The 美学」(カモ~ン!ディヤ~ンス!)なども凄まじい

 

・スマイレージ/「有頂天LOVE」

→説明不要、聞けばわかる

 

・Juice=juice/「ロマンスの途中」

→最近ハマオカモトが参加して再録版が出たが、つんく♂が相当手を入れているだろうオリジナルメンバーバージョンを推奨

一度歌詞を無視して女の子たちの声も楽器の一つぐらいに考えて聞くと、音の何もかもがすべて完璧に調和して曲のグルーブ感を生んでいることに気が付く(すべてがつながった瞬間の衝撃)

 

・ZYX/「行くZYX! FLY HIGH」

→リズムとはこういうことなのかと学ばされること必至

ロォ~ッポンギィ♪と絶対歌ってしまう(今も歌っちゃった)

※同様の理由で藤本美貴/「会えない長い日曜日」もリスト入りさせたい

 

・モーニング娘。/「そうだ!We're ALIVE」

→誰でも知ってるようなメジャー曲だが今一度爆音で、第九だと思って聞いていただきたい

 

・モーニング娘。'23 feat.譜久村聖/「Neverending Shine」

→最新曲からも1曲ピックアップ

ハロプロ歌唱以外で歌うと非常にのっぺりした歌になりそうだが、ハロプロ歌唱で歌うとそこに音の陰影(凹凸)が現れる この陰影こそが私たちの愛する「リズム」なのではないかと思う

 

・・・・・・・・・・・

 

他にも無限に書きたいけどぐっとこらえてとにかく爆音向けということで超絶厳選した!

モーニング娘。に偏ってしまったのはちょっと申し訳ない。

 

とにかくなんにせよ聞く際は爆音。ヒントはこれなのである。爆音でじっくり聞いてみて欲しい。できれば身体をゆらしながら。いったんあえて歌詞の意味は無視して。

 

まあぶっちゃけ近年(2014~)の曲は編曲家の大久保薫、平田祥一郎、鈴木俊介の功績がすさまじいけど、その話を言い出すとキリがないので割愛。

 

ハロー!プロジェクトの凄いところは、楽曲を使い捨てにしないところである。しつこすぎるほどに歌い続ける。擦りすぎだろ!過去何回聞かされたかわからんぞ!ってぐらい擦る。演歌歌手ばりに擦る。でもそれに耐えられるぐらいの奥行がある。

音量を上げて偏見を取っ払って私の興奮とともにぜひ聞いてみて欲しい。

 

なにゆえ突然こんなものを書いているのか自分でも謎だけどまあ要するに暇なんですね!あと、「気になるけど歴史が長すぎてどれから?」という質問が多すぎるので一度まとめておきたかった。その履歴として残しておく。

正直言って、「他人に聞いてる/説明求めてる時点でハマらない」(本当に気になってたら自分でさっさと調べて聞きはじめてる)もんだと思うけど、それでも何かのきっかけになればと思う。

きっかけというのはつねに大事だ。

私は88年生まれで、中2ぐらいまであややとモーニング娘。が大好きだった。CD買ったりMDに入れて毎日聞いてた。多分日本国民の結構な割合が同じような状態だったと思う。幼少期の柔らかい脳みそにつんく♂のリズムが残りまくっていて、無意識にタンポポやプッチモニ、ミニモニを口ずさむ程度にはがっつり刻まれていた。

大学時代に洋楽マニアの先輩(mixiで森高千里コミュニティを運営)から「太陽とシスコムーンのガタメキラぐらい聞かないと(人間失格だよ)」と言われて無理矢理聞かされたり、プラチナ期の動画(リゾナントブルー、気まぐれプリンセスあたり)を見せられたり、といううっすらとした他人からの押し付けがあった。

先輩は本当に世界中の音楽に詳しい人で、あらゆるミュージックジャンルに精通していた。文学やアート、ファッション、アニメ漫画他のサブカル、なんでも話が通じる。

そんな人がこれだけ熱心に語る、ハロー!プロジェクトっていったい何なん?もしかして、ただのアキバ系オタク向けアイドルじゃないのかもしれない。なんか、私にはわからんけど多分すごいんだろう。と印象付けられたことは、私の中にあった「懐かしいコンテンツ」「見下し」偏見をリセットしてくれたように思う。

そのあと、大森靖子や犬山紙子あたりがネット番組で熱く語ってるのを目にして、生きづらそうな人たちがおすすめしてる+おすすめしてる人に楽しそうな人が多いって点で、なんとなく自発的にディグりだした。

これらの自発と他人のおしつけが巧妙にまざりあって、そして然るべきタイミングですべてが結びついた。

だからきっと、私が何か書いたりしつこく言ってることによって

(まったく無関係の刀剣乱舞同人誌のあとがきにもひたすらモーニング娘。の話してたことがある)

誰かのきっかけの中で「おしつけ」部分として機能できるのではないかと。

そんなことを思うのである。なのであえて言う。

「太陽とシスコムーンのガタメキラぐらい聞かないと(人間失格だよ)」

 

 

 

今回はとにかく音とリズムを聞いたらいい!って視点でゴリ押ししたが、人によってはただ単に歌詞が好きなだけって人もいるだろうし、メンバーが可愛くて好きとか関係性がいいとか、そのあたりは個人の自由なのでなんとも。

が、私の超独断と偏見的解釈でいくと、部屋でヘッドホンで大きな音で曲聴いて「この歌私のこと歌ってる」って思う(でも思ってるってこと周りにバレたくない)ような碇シンジくんこそ、つんく♂曲が効くんじゃないかと思う。

そして、碇シンジくん的発達障害傾向がある人間の中には、言語や音楽における「リズム感」がいい人間、「リズム」に敏感な人間というのが割合として多くいるのではないか?と思うのである。

※はっきり言ってこれは私の勝手な見立てで、当然エビデンスはないのだが、感覚的にそういう人が多い気がするということ。

 

なので、とにかく爆音で聞いて、グルーブ感を感じて欲しい。心当たりのある人間は絶対に何かに気がついて、ピンとくるはずだから。

「この音をここに入れたいことの意味がわかる」「ハロプロ歌唱の意味(目的)がわかる」「なんかわかんないけどわかる」って、きっとなるから。

 

あえて強めな押し付けと素人の一方的な言い方で書いたが、いつか誰かのきっかけの一部となれば私も世界に恩返しができたことになる。そんなことがあればすごく嬉しい。