いや~~なんやかんやで毎日楽しい人生エンジョイ勢のみなさんこんばんは。
してますよエンジョイを。人生を。しんどいこともまたジョイの一部であるよ。(ヤバ目のテンション)
某作品のSNSファンコミュニティ界隈でいろいろ食らったり観測したり観察したりした、陰湿な・マウント大好きな・オタク女子たちの(作品とは似ても似つかない)狂ったMADなあれこれを最近はようやく忘れつつあるよ。
なぜなら、ネタにできているからです!方々で語り継いでいます!(「オタクあるあるだよね~」に消化されてゆく悲しみ)(俺の苦しみは俺のもんだもったいなくてお前なんかにゃ)今後も積極的にネタとして、そのままは使わなくても比喩寓話諸々に変換して使っていくので全然OK。
そう、性格が悪いんですねわたしは。
でも、性格の悪い人の書いた文章に救われたことってあるでしょ?
(ないわよ!っていう精神潔癖処女的な感じの人は以下読まなくていいです)
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数年前の夏、暇だったから山奥で住み込みのバイトをしていたんだけど、めちゃくちゃ人生史上かつてないほどのブラック奴隷労働機関すぎて(笑)外国人が低賃金で使い捨てにされている現場そのものって感じで(笑)
ヤバすぎて潜入取材のつもりで1か月耐えたんだけど。
そのとき、ほんとに毎日しんどすぎて何の救いもなくて、休みの日に図書館へ行った。
ガラス張りの建築で、ガラス張りすぎるせいで蔵書が全部色ぬけしてしまって「ふざけた建築だ!」「本を何だと思ってるんだ!」とツイッターで非難轟轟炎上しまくってたあの場所(わかる人にはわかると思う)で、私は本を読んでいた。
並んでいる蔵書は元のCMYKに関係なく、マジでまったく関係なく、すべてが水色になっていた。意味不明。直射日光であんなふうになるんだね!?
元々の色がわからないせいで、デザインの意匠をぜんぶ破壊しつくしていて(笑)やべーなとは思ったけど、でも、水の中みたいでなんかこれはこれで綺麗かもしれない。とか思ってしまった。
そんなところで、私は金井美恵子のエッセイを読んでいたのね。タイトルは忘れたけど。
金井美恵子って小説とか現代詩とかは読んだことなくて、なのになんとなく気になっていた作家で、エッセイを読んだの。
すっげーーーーーーーーーびっくりするほど気の強いおば……女性なんだけど、文章ももうそりゃあ何もかも遠慮ない。流麗な文章で思ったことをそのまま書く。切れ味鋭すぎてめっちゃ怖い。
しかも、内容が「七夕の時期にスーパーへ行ったら、竹に短冊がたくさんぶらさがってた。他人の書いた願い事を盗み読んで、叶うわけねーだろ!バーカ!と悪態をつく(さらに、うろおぼえだけど「叶わねえよ!」って書き加えたとかそんな内容だった気もする)」みたいな。(笑)
昔の2ch状態。それをフルネーム本名の自著で書いてしまうあたりが本当に凄まじいなこの人と思って。んで、基本的に他の内容も他の男性小説家にケンカ売りまくったりディスったりしてる内容ばっかりなの。
私は、それを読んで最初は怖すぎるよ!!!とガクガクしたけど、でもなんか、同時にすっごく救われたような気がしたのだ。
私は、思ったことを全然口で言えない。うまく言えない~うまく言えない~♪思ってることが言えない~♪ってアンジュルムの歌があるけどほんとあんな感じ。
だから結構な割合で集団ではイジメの標的になったり、嫌味を言われたり、一人だけ攻撃されて他の人から「なんであなたに対してだけあの人って当たり強いの?」(私に聞くな)って言われたりとか、年下には基本的に舐められたり、マジでめちゃくちゃ多い。
それは私自身のいろんな態度の悪さ、社会性のなさ、頭の悪さ、どんくささに原因があるのだろうけど、でも、だとしても私はうまく言い返せなくていつもヘラヘラして誤魔化す。
言い返せないし、言い返さない。
そして、黙ったまま蓄積した痛みやあれやこれやをどうにかするために、私はいつも頭の中に宇宙を作って、そこに自分を守ってくれるキャラクターを置いている。現実に降臨させられたらいいけど、そんなことすると宇宙が壊れるからできない。だから、私のほうから宇宙に行くのだ。現実で言いくるめられている自分のことは放置して、宇宙に行ってしまえば安全だし楽しいから。
そんな風にして生きている私にとって、紙の中で、文章で、喋ってても(トークを聞いたけど文章通りの人だった)、どんなときもめちゃくちゃカッコよく一人言いたい放題言ってる金井さんはむちゃくちゃカッコいい存在に映った。味方にしたら最高そう。頼れるお姉さまって感じがした。
たぶん確実に、私が実際に金井さんと遭遇したらめちゃくちゃボロクソ言われると思うし短冊をケチョンケチョンにディスられるだろうけど(笑)、でも、私は強くてはっきりしている金井さんのことが大好きだ。
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私の中にある宇宙をそのまま外に出したものが私の部屋や私の作ったものである。脳内そのもののアウトプットって感じ。本当に好きなものしか置かないし買わない。宇宙に合わないなと思ったら即座に捨てるか売り飛ばす(笑)。 作る時も流行や数字を考えない(仕事じゃないから)。
この宇宙の中では私は言いたい放題やりたい放題、幸福に楽しく生きていられる。
そして、頭のなかで「楽しいなあ~」となっているときに現実でどんなふうに他人から攻撃されても、そのときは流石に「しんどいな」と思うけど、そのまま宇宙に持ち帰って、宇宙のなかで私はその「しんどさ」を料理して、それもまた「楽しいなあ~」に変換する。
本当にときどきだけど、この変換を他人に見える形にして提示することがある。
それが表現だとか、創作だとかに現れることがある。
それを読んだ人が、もしかしたら私が金井さんに対して「姉貴!あざっす!」と思うような、似たような気持になってくれて、日常のブラック労働からひととき解放されるような奇跡が起きるかもしれない。
そういう瞬間をいつも宇宙で夢見ている。